海外ドラマ "How I Met Your Mother"（邦題：「ママと恋に落ちるまで」）が好きすぎる シーズン１ 人生の目標を探すこと

私は海外ドラマ、特に（すごく限定的ですが）ニューヨークを舞台にしたSitCom（シチュエーションコメディ）が大好きです。

と言うか、 SitComに限らず、きっと日常生活の中にドラマがある系の話が好きなのだと思います。なんかどうも、20代半ば〜後半ぐらいの主人公が、人生で色々試行錯誤するのを、コメディ調にしてるものがきっと好きな傾向にあります。誰もが直面する悩みや感情を、自分のそれらと重ねることが容易にできるからなんだろうなと思います。

2000年代に放送されていた「How I Met Your Mother（邦題：ママと恋に落ちるまで）」が本当に大好きで、その素晴らしさを伝えたい！

本当にざっくりとした筋書きは、27歳の主人公 Ted Mosbyが、人生の伴侶を見つけるまでにあった様々な出来事を、時系列に伝えていくと言う、日常的なコメディドラマです。周囲の友人たちとの毎日の中で、本物の恋を探していきます。

実際の放送は2005年から2014年までと９シーズン続いたもので、この夏、やっとNetflixで見られるようになりました。もう見始めたら止まらず、愛が溢れてたまらないので、１シーズンごとの感想と考察を紹介していきます！

シーズン１は、主人公のTed Mosbyが、バーで出会ったRobin Scherbatsky に一目惚れし、初対面で愛の告白をするところから始まります。しかし、TedとRobinが人生で求めるものがあまりにも違いすぎると言う理由から、RobinはTedと恋仲になることを選ばず、友達としてTedとその仲間たちに加わります。

Ted / Robin / Marshall / Lily / Barney の ５人のグループが、日々の集まりの中で、その時にぶつかる壁や悩み、恋愛のもつれやキャリアなどをお互い支え合いながら乗り越えていきます。話の冒頭で、Marshall と Lily は９年間の交際を実らせ婚約。それを見て「自分も結婚したい、運命の人はどこに」と焦り始めるTedをよそに、遊びに命をかけるBarneyと、キャリアで成功をしたいと頑張るRobin

それぞれの登場人物に、いろんな側面から感情移入できて、本当によくある人間同士のすれ違い、そして、たくさんのライフレッスンも教えてくれます。シーズン１は、これからのシーズンもっと見たい！と思わせてくれるような幕開けです。

私はこの作品、2017年に Amazon Prime でストリーミングできた時に全シーズンを一気に見て、色々当時の自分に重なるところがありすぎて本当に大好きだったのです。

しかし、その直後、版権の関係か、どのウェブストリーミングサービスでも見られなくなり、今年の夏にNetflixに登場したのを発見！！いてもたってもいられなくなり、もう一度シーズン１から見始めたのです。

シーズン１は、最初にこのドラマを見た当時の自分 - 年齢も、恋愛も、キャリアも、それらの背景にある感情も、この登場人物たちと同じように感じる面が多々あったのです。

27歳だった当時の私は、東京で一人暮らしでキャリアを求めて働く女性で、恋人はおらず、恋愛は楽しみたいけど、将来的に家族を作っていく関係性を求める相手には応えてあげられない…そんなRobinと自分をとっても重ねていました。

一方で、親友や友達が結婚をし始めて、焦るTedの気持ちも本当によくわかりました。遊ぶことに命をかけられるBarneyの生き方を羨ましく思うこともあり、ただ、自分は性格的に彼みたいな生き方はできないので、彼の人生を通して遊びを楽しませてもらうことにしていました（笑）

３年経って、30歳になって、キャリアも、恋愛も、それなりに発展をした後に見てみると、自分の感情にぐさっとくるものが全然違いました。

キャリアを追い求める姿勢はとても大切だけど、３年経っていろんな経験をしたら、自分の能力の限界や、本当に自分を幸せにするものとは何か。そんな考えも大きく変わってくるものです。

私はこの３年の間に、今の夫と出会い結婚しましたが、今回シーズン１を改めて見て、結婚前にLilyが直面する数々の不安。大学に入った当時の10年前の自分が思い描いていた、たくさんの「やりたいこと」をひとつも叶えないまま、結婚してしまうことへの焦り。そのようなものに大きく共感をしました。

自分の人生に大きな影響を与える決断をする時、自分のことを客観的に見ている周囲の人間は「間違っている、辞めた方がいい」と止めに入ります。

“THE BIGGER MISTAKE WOULD BE NOT TO MAKE THE MISTAKE, BECAUSE THEN YOU'D GO YOUR WHOLE LIFE NOT REALLY KNOWING IF SOMETHING IS A MISTAKE OR NOT.”

（※意訳です）

「実際にその間違った行動をしないことの方が、大きな間違いになってしまう。

一度行動して、それが"間違い"だったと証明されれば、諦めはつくけれど、

何も行動しないと、残りの人生 "その行動は、本当に間違いだったのだろうか" と

ずっと悩みながら過ごすことになる」

私自身の人生振り返ってみると、結婚前にこれもあれもしておけばよかった、という後悔は、本当に幸い全く何もなく、だからこそ、今プライベートは幸せいっぱいです。

しかし、自分が大学生になった時に思い描いた夢や未来の自分とは、全く違うところにいるのも確かです。

この10年で、人生のいろんな選択をしなければいけない時に、きっといろんな"間違い"をしてきたんだろうなあ。

その結果今の自分がいて、そんな自分が大好きです。でも、行動してこなかったら、きっとすごく大きな後悔の中に今頃いたのだろうなぁ、と容易に想像がつきます。

人生の目的を考え始める20代後半のかけがえのない時間。私は27歳から29歳の間に、恋愛も大きなダメージを負い、仕事も命を削って頑張った、と自信を持って言えます。それってとても幸せなことなのかもしれません。

そして、登場人物たちが、その「人生の目標」を真剣に考えて動き出すこの最初のシーズン。そんなスタートラインに立っている彼らが、とてもとても眩しく見えて、またなんとも言葉では言い表せない胸がキュンとなる感情が湧き上がりました（笑）

27歳なら27歳なりの、30歳なら30歳なりの、そしてもっと上の年齢になればその年齢なりの、新たな目標や目的が人生の中で生まれる。いろんな間違いを経験しながら、またそこで軌道修正していけばいいのですよね。

私は、27歳当時の自分が欲しかったもの、ある程度全部素晴らしい形で手に入れてしまったように感じます。でも、これから先の10年何が欲しいのか、改めて考え直して人生を新しく作っていこう、そんな気持ちにさせられたこのシーズン。

私は、特にこのドラマ、今20代後半の人に本当に見て欲しいです。きっと自分の悩みと重なることがたくさんあるはずで、人生の指針になるようなレッスンもたくさん詰まっていると思うのです。

ステイホームの今だからこそ、毎日Netflixばかり見ても怒られないよ！（笑）

シーズン１を見終わった私は、今日からシーズン２に入ります。彼らの28歳の１年はどんなものだったのか、そして私は新たにどんな感情と巡り会えるのか。とても楽しみです😊また続きをブログで紹介していきます！

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