The World of M

大好きなことやもの(演劇・読書・ときどき日常)を徒然書いています

宝塚歌劇 宙組「FLYING SAPA -フライング サパ-」 理想的な世界とは何かを考える

昨日8月11日、無事に宙組の「FLYING SAPA -フライング サパ-」の梅田芸術劇場公演が、千秋楽を迎えられましたね。本当にいつ舞台が中止になってもおかしくない状況下、通常以上の緊張感の中、千秋楽を迎えられましたこと、本当におめでとうございます。

様子を見ながら少しずつ進んでいる今の宝塚にとって、ひとつの公演が無事に千秋楽まで迎えられたことは、劇団にとっても大きな成果であり、一歩だと思います。

 

そして私は自宅からライブ配信で観劇しました。東京の日生劇場公演は9月。その際に機会に恵まれたらまた観劇したいです。

それにしても、このお話は私にとっては新鮮で、考えさせられる作品でした。私は好んでSF作品に触れることがないので、そう感じられたのかもしれません。今日も完全なる私的考察をして参ります。ネタバレ含みますのでご理解くださいませ。

 

⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️

『FLYING SAPA -フライング サパ-』作・演出/上田 久美子
未来のいつか、水星(ポルンカ)。過去を消された男。記憶を探す女。謎に満ちたクレーター“SAPA(サパ)”。到達すれば望みが叶うという“SAPA”の奥地。夢を追い、あるいは罪に追われてクレーターに侵入する巡礼たち。過去を探す男と女もまた、その場所へ…。追撃者から逃れて、2112時間続く夜を星空の孤児たちは彷徨する。禁じられた地球の歌を歌いながら──

 

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ゲーム素人が「あつまれ どうぶつの森」をプレイし、その学びの多さに大感動した話

ちょっとタイムリーじゃない話題かもしれませんが、私は初めてこのゲームをして大感動しました。

なんという素晴らしい経済・社会の勉強材料…!!ゲームの世界が社会の成り立ちを教えている!!

という完全なるゲーム素人が感動したお話をお送りいたします。

私見に基づく感想で、かなり何を言っているんだろうという要素もあるかもしれませんが、悪しからず、お楽しみください。

あつまれ どうぶつの森 -Switch

あつまれ どうぶつの森 -Switch

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Video Game
 
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宝塚歌劇 星組「眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~」東京開幕! 人生の選択肢について考える

東京宝塚劇場でも、公演が再開しましたね。東京近郊のファンにとっては待ち望んでいたこの日。私は8月1日にライブ配信で観劇し、劇場には8月中旬に一回行く予定です。感染対策も万全で行なっている宝塚公演。このまま何もなく、東京の千秋楽まで駆け抜けていきますように。

 

それにしても、私はこのお芝居についてかなり色々考えさせられました。自分の人生で何を選択するか、自分に合ったところを模索して行くこと、なんとなく、私たちの人生でも立たされる岐路みたいなところ重なる部分が多い内容でした。

いつも通り私の独断と偏見で感想を書いていきます。

 

⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️

幻想歌舞録 『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』 作・演出・振付/謝 珠栄
紀元前の中国大陸に西の地からやってきた流浪の民“汶(ブン)族”は、彼らの神“瑠璃瑠(ルリル)”の使いに導かれ、豊かな自然と土壌を持つ“亜里(アリ)”という地にたどり着いた。そしてその地に「汶(ブン)」という小国を築きあげる。
紀元前800年頃、勢力を拡大する周の国は、汶族の首領・麻蘭(マラン)を征討し、汶を攻略。ここに汶族は周国の統治下に置かれる。その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく大夫となった丹礼真(タンレイシン)が赴く。志し熱く理想にもえる礼真は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられる。汶族の残党(麻蘭の手下)が潜んでいるというのが名目上だが、周国王宣王は、谷にある黄金が目的。そんなこととは露知らず礼真は、ある日神の使いの幻を追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、眩耀の谷を見つけることができる。しかしそこで出会った汶族の舞姫・瞳花(トウカ)とその男により、礼真の運命は思いもかけぬ方向に流されていく。母国を信じる礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。
謝珠栄氏が礼真琴と舞空瞳を中心とする新生星組のために書き下ろす、幻想的な歴史ファンタジーにご期待下さい。

 

 

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ミッフィー展 日常の小さな幸せから心の豊かさを育むこと

みんな大好きミッフィー!!今年で誕生65周年です。

私は子どもの頃からミッフィーが大好きでして、ミッフィー展は5年に1度の一大イベントです。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、開催が延期となりましたが、いま松屋銀座のイベントスペースで絶賛開催中です。

チケットも時間制になっていて、30分ごとに入場を誘導しています。

 

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今回は、ディック=ブルーナさんがお亡くなりになって初めてのミッフィー展。

愛が本当にたくさん詰まった展示内容でした。私視点の感想をご紹介します。

 

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宝塚歌劇 月組「鳳凰伝」 人間の過去への執着について考える

懐かしい2017年の観劇納め、鳳凰伝 カラフとトゥーランドット / CRYSTAL TAKARAZUKA

私は1回しか観劇できませんでしたが、雨の中横須賀まで行った思い出です。

それにしても都内から横須賀は遠かった(笑)

珠城さんを追いかけてどこまでも行った1年の幕じめで、本当に楽しかったです。

ちょうどこの週末にスカイステージでも放送していましたよね。久しぶりに観ましたが、やはり自分の置かれている状況や心境、そして経験を積むと、お話の感じ方も全然違うもので、「手に触れられる存在するもの」と「手に触れられない存在しないもの(概念)」と、命について、なんだか深〜く考えさせられました。

登場人物ひとりひとりにそれぞれの思いがあり、立場を考えながら観ると、とても切ない。そして、トゥーランドットが国を治めるために行ってきたことと、いろんな人の犠牲の元の心境の変化をもたらす、カラフという存在。。

 

改めて、自己満足で作品の解釈を考察してきます。

 

⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️

グランド・ロマンス『鳳凰伝』-カラフとトゥーランドット- 脚本・演出/木村 信司
トゥーランドット」は18世紀の劇作家カルロ・ゴッツィ作の寓話劇であり、宝塚歌劇においては白井鐵造が1934年に作品化、1952年には春日野八千代による再演で話題を呼びました。2002年には、和央ようか花總まりを中心とした宙組が21世紀版と銘打ち『鳳凰伝』—カラフとトゥーランドット—を上演。脚本・演出を担当した木村信司が、第12回社団法人日本演劇協会賞を受賞するなど、好評を博しました。それから15年の時を経て、珠城りょうと愛希れいかを中心とした月組全国ツアーメンバーが、高らかに愛の力を謳いあげる、壮麗でドラマティックな物語に挑みます。

 

 

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