宝塚歌劇 月組「All for One」に見る、リーダーシップの在り方と適材適所 前編
私はこのブログを通して、宝塚に関しては、作品の考察とか、そこから見える私たちの直面する現実世界との対比とか、そういうことを書きたいと思っています。
私は基本的になるべく全組観劇をするのですが、珠城りょうさん率いる月組が多めです。
それで、2017年 All for One なんですけど、もうね、楽しい思い出の詰まった作品です。ブログに書くなら「珠城りょうさんがかっこいい」とか「珠城りょうさんがかっこいい」とか「珠城りょうさんがかっこいい」とかしか書けないだろうと思っていました。
そう思いながらも今日ブルーレイを観たのですが、なんとまあ話したいことの宝庫で、熱く前後編に分けて、色々考察を書いて行きたいと思います。毎度申し上げますが、私見ですので悪しからず、どうぞお楽しみくださいませ。
ちなみに、アマゾンプライムでも今レンタルできるんですね!そのリンクも貼っておきます。
⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️
浪漫活劇(アクション・ロマネスク)『All for One』~ダルタニアンと太陽王~ 脚本・演出/小池 修一郎
世界の古典・デュマの「三銃士」をもとに、新たな発想で描くロマンチック・アクション・ミュージカル。舞台は太陽王と呼ばれたルイ14世が治めるフランス。銃士隊の新入りダルタニアンは王の剣の稽古相手に任命される。しかし王はダンスのレッスンに熱中し、剣術には興味を示さない。ある日ダルタニアンは、ブルボン王家を揺るがす王の秘密を知ってしまう…。
ルイ14世の為に立ち上がるダルタニアンの愛と勇気の冒険を、共に戦う三銃士との友情を交え、壮大なスケールで描き出す浪漫活劇。今なお世界中で愛される「三銃士」が、小池修一郎の脚本・演出によって新たな物語として宝塚歌劇の舞台に登場致します。
「あたしたちよくやってる」山内マリコさん著 女性の人生、自分らしさを思い出すこと
こちらも本屋さんでたまたま通りかかり、タイトルにあまりにも惹かれて「ジャケ買い」しました。
山内さんは小説家・エッセイストとしてご活躍されており、小説のみならず、様々な雑誌にアンソロジーをはじめとするエッセイを執筆されているのですね。改めて山内さんのウィキペディアでご経歴を拝見し、この本に書かれているストーリーのひとつひとつが、山内さんご本人の人生を写しているのかなと、想像を掻き立てられました。
この本は、様々な短編エッセイ、コラム、短編小説が盛り込まれている構成になっていまして、大変読みやすく、そして女性として共感できる複雑な感情の数々が描かれていました。
本当に私は、自分のことを労いたい気持ちで、このタイトルにあまりにも惹かれて読むに至りましたが、どの年齢になってもその時、その時で感じるであろう感情や考えの移り変わり、自分が経験したことのある感情、これから経験するであろう感情に、大変共感を覚えました。
いつも通りネタバレ少し含みます。ご興味のある方は、続きを読むからぜひご覧ください。
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宝塚歌劇 月組・博多座公演「長崎しぐれ坂」 感情の帰属先と外の世界への想い
なんだか思い立って、今日月組の長崎しぐれ坂を観まして。観れば発見がある植田先生の作品と、相変わらずの当時の月組の演技に思いを馳せている夜です。
♪なんなん長崎しぐれ坂〜 とか ♪神田囃子が聞こえる〜 とか、一回で覚えられるメロディが多いのも、宝塚の作品の魅力ですよね。
そして、グランドホテルで珠城りょうさんにすっかり魅了された私は、珠城さんを追いかけて、初めて九州に行きました!しかも日帰りで笑。
飛行機乗って博多座行って飛行機乗って帰る旅でした。(笑)
今日はそんな長崎しぐれ坂に見る人間関係の切なさについて、感想を語ります。
⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️
長崎しぐれ坂 〜榎本滋民作「江戸無宿より」〜 脚色・演出/植田紳爾
轟悠、湖月わたる、檀れいによって、2005年に星組で上演され好評を博士た作品の再演。幼馴染の三人の男女が、全く違う境遇となって再会したことから起こる愛憎劇を、江戸末期の異国情緒溢れる長崎を舞台に展開致します。神田祭や精霊流しなどの舞踊場面を織り交ぜ、華やかさの中に哀愁のある世界を描き出す作品を、2005年の初演と同じく専科の轟悠、そして月組の珠城りょう、愛希れいかを中心にお届け致します。
月組博多座公演 宝塚ミュージカル・ロマン 『長崎しぐれ坂』―榎本滋民作「江戸無宿」より―/モン・パリ誕生90周年 レヴューロマン 『カルーセル輪舞曲』 [DVD]
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: DVD
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