The World of M

大好きなことやもの(演劇・読書・ときどき日常)を徒然書いています

宝塚歌劇 月組「All for One」に見る、リーダーシップの在り方と適材適所 前編

私はこのブログを通して、宝塚に関しては、作品の考察とか、そこから見える私たちの直面する現実世界との対比とか、そういうことを書きたいと思っています。

私は基本的になるべく全組観劇をするのですが、珠城りょうさん率いる月組が多めです。

それで、2017年 All for One なんですけど、もうね、楽しい思い出の詰まった作品です。ブログに書くなら「珠城りょうさんがかっこいい」とか「珠城りょうさんがかっこいい」とか「珠城りょうさんがかっこいい」とかしか書けないだろうと思っていました。

 

そう思いながらも今日ブルーレイを観たのですが、なんとまあ話したいことの宝庫で、熱く前後編に分けて、色々考察を書いて行きたいと思います。毎度申し上げますが、私見ですので悪しからず、どうぞお楽しみくださいませ。

ちなみに、アマゾンプライムでも今レンタルできるんですね!そのリンクも貼っておきます。

 

⭐️作品紹介(歌劇団公式ウェブサイトより)⭐️

浪漫活劇(アクション・ロマネスク)『All for One』~ダルタニアンと太陽王~ 脚本・演出/小池 修一郎
世界の古典・デュマの「三銃士」をもとに、新たな発想で描くロマンチック・アクション・ミュージカル。舞台は太陽王と呼ばれたルイ14世が治めるフランス。銃士隊の新入りダルタニアンは王の剣の稽古相手に任命される。しかし王はダンスのレッスンに熱中し、剣術には興味を示さない。ある日ダルタニアンは、ブルボン王家を揺るがす王の秘密を知ってしまう…。
ルイ14世の為に立ち上がるダルタニアンの愛と勇気の冒険を、共に戦う三銃士との友情を交え、壮大なスケールで描き出す浪漫活劇。今なお世界中で愛される「三銃士」が、小池修一郎の脚本・演出によって新たな物語として宝塚歌劇の舞台に登場致します。

 

All for One('17年月組・東京・千秋楽)

All for One('17年月組・東京・千秋楽)

  • 発売日: 2018/12/01
  • メディア: Prime Video
 
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宝塚歌劇 月組「グランドホテル」人物考察 私たちの心に住まうそれぞれの"人生"

グランドホテルがあまりにも好きすぎて、ここまで書いて参りました私のグランドホテル考察ですが、この記事で最終回にします。

この記事では、特に私が心に残った登場人物の「人生」と、私自身が共感した彼・彼女らのキャラクターの側面から、作品の魅力をさらに深掘りして行こうと思います。

 

ちなみにこの記事を書きたいがために、今日久しぶりにグランドホテルのブルーレイを観たのですが、当時の自分が置かれていた状況で感じたことと、また新しい感情が生まれて、人間って、人生でいろんな経験を積んで、知っていると思った舞台作品で、違うものが響くようになっていく。だから同じ作品を何回も観てしまうのですよね。

 

そして、毎度のごとく申し上げますが、これは私の個人的考察になりますので、違う見方をされている方もいらっしゃると思いますが、お読みになってくださる方は、悪しからず、お付き合いくださいね。過去記事は以下からアクセスください。

 

 

worldofm.hatenablog.com

 

 

worldofm.hatenablog.com

 

 

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宝塚歌劇 月組「グランドホテル」総評 これぞ "人生" そのもの!!

今更グランドホテルの話(2017年上演)をして申し訳ないのですが、でも、本当に私にとって、グランドホテルは大切で大好きな作品なのです。

宝塚版のグランドホテルが上演されると聞き、本当に申し訳ないのですが最初は全く期待もせず、でも楽曲が聞きたいがために、大雪の中宝塚大劇場まで遠征をしました。

今日はその時のお話を軸に、これからしばらく、グランドホテルの登場人物それぞれについての、私視点での考察を書いて行きたいのですが、まず今日は、宝塚版の総評と感想と素晴らしさを存分に書いて行きます。

 

グランドホテルとの出会いについてはぜひ前記事をご参照ください。

 

worldofm.hatenablog.com

 

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ミュージカル「グランドホテル」運命の出会い

「グランドホテル」は私にとって、とてもとても大切な作品で、大切な作品だからこそ、たくさん色々書きたい。とにかく、「グランドホテル」は私の人生を変えてくれたミュージカルで、今までの中でも、これからも、ずっとずっと大切な作品なのです。

 

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宝塚歌劇 初舞台特集から感化される!!愛する世界への想いと原点について

宝塚を幼少期から観ている私は、初舞台生のことは多かれ少なかれ気になることで、最近は、母の気分で見ている自分と、次のスターは誰だ?!とドラフト会議を見ている自分の側面があり、我ながら毎年春になると、「私は一体どんな立ち位置なんだよ」と自問自答しています。

 

2年間の宝塚音楽学校を卒業し、宝塚歌劇団に入団し、そして同期が全員一緒に、初舞台を踏みます。初舞台では、まず初舞台生の口上から始まり、お客様へご挨拶をし、舞台作品の中で、「初舞台ロケット」(所謂ラインダンス)を披露します。宝塚に馴染みがなく、このブログを読んでくださっている方は、以下、歌劇団の初舞台特集ページをどうぞ。

 

kageki.hankyu.co.jp

 

初舞台ロケットは毎度とにかく本当に本当に感動するのですが、私は同時に、その感動を醸成する醍醐味である、タカラヅカスカイステージ(宝塚専門チャンネル)で毎年放映される「初舞台生特集」について敢えて語りたいと思います。

ちなみに、完全なる個人的な好みの自己満足紹介なので悪しからず、お付き合いください。

 

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