The World of M

大好きなことやもの(演劇・読書・ときどき日常)を徒然書いています

「トウ・シューズ」水沢めぐみさん作 バレエ作品との出会い

本日、別ページで「ジゼル」という作品の紹介をしました。

 

worldofm.hatenablog.com

 

すっかり「そもそもジゼル観たことある私」だと思っていたのですが、よく考えたら私そもそもジゼルのバレエ自体は観たことない。。。

 

それで記憶を辿ってみたら、私が小学生の頃に愛して止まなかった、漫画の影響で、観たことがある気になっていた。。

りぼん で連載していた「トウ・シューズ」という漫画です。

まさに20年ぐらいの時を超えて、今日思い出しました。本当に大好きな作品だったので是非是非紹介させてください!

 

⭐︎作品紹介(AMAZONから抜粋 1巻あらすじ)⭐︎

【目指せ、プリマバレリーナ!!】くるみは小学5年生の時に初めて見に行った「くるみ割り人形」の舞台に衝撃を受け、穂坂バレエスクールに入団した中1の女の子。ある日くるみは、病気で降板した憧れのはづきさんの代役を任されることに!! バレエを始めて2年たらずのくるみは、はづきさんとのレベルの差に戸惑うが…。夢と友情バレリーナストーリー

 

 

主人公のくるみちゃんが、バレエを通して成長していく物語なのです。

バレエはみんな3歳〜5歳ぐらいで始めるもので、くるみちゃんは中1でスタート。

そして、バレエをやるには身長が足りないという、遺伝子的な壁にもぶつかります。

それでも、バレエが誰よりも好きで、早く上手になりたい、憧れの方と踊りたいという思いで、周りと励まし合い、ぶつかり合い、嫉妬し合いながら成長して行きます。

 

この作品を通して、自分が好きになったことに挑戦するのは、何歳からでも遅くないということ、そして、結果を出すための情熱の大切さを学ぶことができたと思います。

そして、大好きで、みんなに追いつきたくて、とにかく頑張るからこそ、頑張りすぎてしまう苦しみがあることも。。

怪我を負って、立ち直れないかもしれなくなった時、それでもお稽古に行くかどうか。自分が病気療養中だからこそ新しく見えてくること。。

大人になってからもう一回読んでみたら、そこに何かヒントが隠されているかもしれない、そんな気がしています。

 

もうとにかく、私は小学生の時、水沢先生の絵が本当に大好きでした。

とても品があって、透明感があって、綺麗で可愛くて、、、そしてバレエに出会わせてくれ、教養をくれたこの作品が大大大好きでした。

この作品、本当に緻密に構成されていて、くるみちゃん自身や、バレエ団の友人、他のバレエ団に移ったライバルが、発表会やコンクールで踊る演目のストーリーも、漫画の中に事細かに説明されています。

(ちなみに、くるみちゃんの親友ちゃんがまさにこの作品中で「ジゼル」を踊るので、私の中での初代「ジゼル」は彼女 笑)

 

私は実は、バレエを劇場で観劇したことがあるのは、一度だけです。

高校生の時に、Kバレエのくるみ割り人形を見たきりです。最近はよくBSで日曜の深夜にやっている、パリ・オペラ座とかミラノ・スカラ座のバレエ中継を流し見程度に観ています。

演目そのものを語るほど、バレエの多くを知っているとは到底言えません。でも、この「トウ・シューズ」で得た知識と教養は、私が普段一番みる宝塚の演目(特にレビュー)と、繋がっていることが多々あります。

何より、バレエのお話の題材になっているものは、世界共通。世界中の人とお話をする時に、引き出しの一つとして、題材について語ることができ、交友関係を広げることができたのも、「トウ・シューズ」のお陰かも。

 

話は脱線しますが、月組公演 CRYSTAL TAKARAZUKAのコッペリアのシーンなんて、まさにトウ・シューズで得たお話の知識のひとつです!

ショーのひと場面ですが、おおもとのお話の背景を知っているのといないのでは、楽しみ方も全然違いますよね。

(ちなみに私はCRYSTAL TAKARAZUKAのコッペリアのシーンが大大大好きです。その話はまた後日)

 

バレエの知識と世界に出会わせてくれた水沢先生、本当にありがとうございました。

 

あーでもなんか急に本当に懐かしい。思いつきで数日前に始めたブログですが、自分の考えや記憶を整理することで、大好きだったものを思い出して、また出会えるなんて、とても素敵な体験です。

 

縁あってこのブログにたどり着かれた方、宝塚ファンのみなさんも、ぜひ読んでいただきたい!とっても純粋で努力と情熱の大切さを教えてくれる、素敵な作品です❤️